オリーブの樹
岡山の税理士のブログ
仏事

「手元供養」って?

「手元供養」って何でしょうか?その言葉通り遺骨等を身近において供養することですが、それだけではない様々な特徴があります。

手元供養とは、基本的には最愛の方の遺骨やその加工品を身近に置くことで、それが心のよりどころになり、手を合わせる対象となります。一緒に旅行に出かけたりすることもできます。故人を偲び、語りかけ、またそのことで故人との絆を再確認する自由な、新しい形の供養の方法です。従来の形ににとらわれず自分自身の故人への想いを表現する新しい形が手元供養です。

先日、某有名クリニックの別荘が盗難被害にあったという報道の中で、院長の母と妻の遺骨から作ったダイヤモンドは無事だったということも話題になっていました。遺骨からダイヤモンドが作れるのかと思いましたが、たぶん多額な費用がかかるのだろうと思います。これも手元供養ですね。

手元供養を選ばれる方は具体的にはこんな想いの方が多いようです。「お墓はあるが、いつでも手元に置いて故人を偲びたい」「お墓が遠方にあるのでなかなか墓参りに行けない」「墓参りに行きたいが、年齢的にも体力的にも困難になってきた」「散骨や樹木葬だと何も残らないので寂しく感じる」「娘な二男などに故人の遺骨を分けたい」など様々な事情でお困りの方がこの手元供養を検討されています。

我が家は、お墓と仏壇はは山口、京都の大谷本廟に分骨をしています。岡山からはどっちも遠く、気軽に行くことができません。

なので、自宅マンションでお線香を立て手を合わすことができるようにしています。手を合わせることによって心が落ち着きます。

昨日は父の命日、母の遺影に手を合わせ、お線香を立てて仕事に行きました。