今住んでいるマンションの防火管理者に任命されることになり、防火管理者講習を受講することになりました。引き受けてみたものの、「防火管理者って何?」「何をすればいいのか?」という状態でした。
私もこういう資格(講習)はめったに受けないので、まとめてみました。
防火管理者って?
防火管理者とは、大規模な建築物などにおいて、火災による被害を防止するための消防計画の作成、防火管理業務の実施等の責任者のことを言います。
建築物の所有者は消防法に基づいて、防火管理者の資格を持っている人の中から防火管理者を選任し、防火管理業務を行わせることを義務付けれれています。ただし「一定規模以上の建築物」という基準があるため、その規模に該当しない建物であれば防火管理者を選任する必要はありません。
防火管理者が必要な建築物
【甲種】
・延べ面積に関係なく収容人員が10名以上の救護施設、乳児ん、グループホームなどの自力避難困難者が入所する社会福祉施設等
・収容人員が30名以上で延べ面積が300㎡以上の劇場、飲食店、旅館、病院などの不特定の人が出入りする建物等。
・収容人員50名以上で延べ面積が500㎡以上の共同住宅、学校、工場、事務所などの特定の人が出入りする建物等。
・寝墓面積に関係なく収容人員が50名以上の一定規模以上の新築工事中の建築物、または建築中の旅客船。
【乙種】
複合型商業施設でのテナント等、延べ面積が甲種防火対象物未満のもの。(乙種防火対象物)
講習の日程は?
岡山県の場合は、全て岡山商工会議所(岡山市北区厚生町3-1-5)で講習会が開催されています。
私が受講したのは令和元年12月17日~12月18日の講習です。申し込み期間は1カ月前の11月11日~12日の間に申し込みで、定員は150人。
私の場合は自宅マンションの防火管理者なので、会社を休んで受講しなければならず受講日を決めてからの申し込みです。申し込み期間が2日間しかないので要注意です。
申し込みには、身分証明用の写真添付と事前に受講料を支払い、受領証の控えの添付も併せて申し込みに添付してFAXでの申し込みとなります。
講習科目、スケジュールは?
【1日目】
①防火管理の意義と制度の概要
②火気取り扱いの基本知識と出火防止対策
③施設・設備の維持管理
【2日目】
④自衛消防
⑤防火管理の進め方と消防計画
効果測定
終了証交付
講師は消防署OBの方で非常にやさしく教えて頂きました。気になる効果測定。60点がボーダーライン。問題は10問。講師の方も、時々、受講者の目を覚ますためか、「ここは重要なので2度説明します。」など、重要なポイントを教えて頂けます。睡魔との闘いの最中であれば聞き逃してしまう場合があるので要注意です。
終了証の交付
効果測定を90点で無事クリアし、修了証を頂きました。
免許証と同じ大きさのプラスチック製の終了証。
防火管理者としてしっかり防火管理をおこないます!!