公示地価とは?
全国約2万6千地点の土地の価格を1月1日時点で不動産鑑定士が調べ、毎年3月に国土交通省が発表しています。
土地売買や公共用地の買い取り価格の目安や、固定資産税の計算にも使われます。
地価に関する調査では土地売買の目安にするために都道府県が調べて集計する「基準地価」や相続税や贈与税の基準にするために国税庁が調べる「路線価」もあります。
岡山県の公示地価
住宅地はバブル崩壊後の96年から24年間続いていた下落が止まり、横ばいに。商、工業地は3年連続で上昇しています。

住宅地
住宅地は岡山県内277地点のうち166地点が上昇。
平均変動率は前年の0.6%減から0.0%と横ばいです。
市町村別では交通の利便性が高い早島町がトップの1.5%増、岡山市(0.8%増)、総社市(0.5%増)、倉敷市(0.1%増)と続き、その他の17市町村は下落しています。
住宅地の最高価格は岡山市北区津島新野1-7-3の16万8千円。
商業地
商業地は108地点のうち57地点が上昇。
平均変動率は前年の0.7%増から1.0%増に拡大しています。
上昇は5市町で岡山市(2.7%増)、早島町(1.5%増)、総社市(1.1%)里庄町(0.2%増)となっています。
商業地の最高価格は3年連続で岡山市北区本町2-1の桃太郎大通りに面する「K&Kビル」の152万円です。
まとめ
企業の動きが活発なことに加え、岡山市の中心市街地の再開発が進み、その影響で周囲の地価に良い影響を与えたからだといわれています。
しかし、今回の調査はコロナウイルスの影響は反映されていません。今後のウイルスの感染拡大の状況や経済の状況によって変化する可能性もあります。