オリーブの樹
岡山の税理士のブログ
日常のこと

「100日後に死ぬワニ」から考える

「100日後に死ぬワニ」という4コマ漫画がインターネット上で大きな話題になっています。

 主人公は1匹のワニ。大好きなラーメンを食べたり、アルバイト先の先輩に恋をしたり、映画に感動したり…と、なにげなくも幸せで穏やかな毎日が繰り広げられていきます。電車でお年寄りに席をゆずったり、道ばたのゴミを拾ったりするワニの心優しさが癒してくれます。

 ワニは、病気になったりケガをしたりしているわけではなく、一見したところ健康そうです。

 ただ毎回切ないのが、漫画の末尾には「死ぬまであと○日」と記載され、嫌でも刻刻と迫る「死」を意識させられてしまいます。

 話の中では「人はそんな簡単に死なねーよ」と言って笑う場面や、トラックにひかれそうなヒヨコを助けて「気を付けないと死んじゃうよ!!」と声をあげる場面なども盛り込まれています。

 なにげない日常を幸せに暮らすワニは、最後にどうなってしまうのか。やきもきさせながら、3月20日、ついに運命の100日目を迎えてしまいました。おかげで3連休はブルーな気持ちのままです。

 最終回ではワニは登場しません。しかし突然亡くなっていることが分かります。どのような最期かはっきりと書かれていないのでわかりませんが、言えることはワニは仲間にも恵まれて充実した人生を過ごしたということ。

 作者はどのように死ぬか。ではなく、どのようにして生きるか。限られた人生を大切にしてほしいとの思いがあったのではないかと思います。

作者のTwitterのコメントより

悲しいけど、自分を含め、今時分の周りにいる人もいつか終わりがきます。思うことはいろいろあるけど一人ひとり、納得のいく終わり方をしてほしいなあと思っています。みんなハッピーになれたらいいんだな!